レインマン。
ステキな舞台でした。久々に、自慢の涙張力*1も耐えられませんでした。橋爪功さんという役者はなんて素晴らしいんだろうと思うしかない舞台でした。
一番初めの椎名桔平と朴路美さんの場面には、椎名さんのカッチリとした単語満載の台詞が甘噛みで不安だったんだけれども、場面転換して橋爪さんが登場した途端にグッと引き込まれた感じ。自閉症や精神的に不安定な役を見て来て、大げさ過ぎて浮くか、もしくは何かしらの違和感を覚えてテンションが下がってしまうのが常だったのですが、今回は違った。もちろん、コミカルな場面で意図的にキャラクターを押し出していた部分もあったのですが、そうだとしても、切り替えた時のあの空気ったらない。表情もつぶさに観察できて、香りさえも感じる場所だったのでより一層そのように感じたのかもしれません。
最後に写真を渡すシーン、あれはダメだ、反則だ。ベタだけど反則だ。一番の大波が終わり5分のその場面だったので、クライマックスのベタベタに柔らかいシーンではちょっとニヤリとする程度でしたが、でもいいの。それがステキなの!
レインマン、見てよかった。そして映画も見よう、原作も読もう。
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*1:表面張力の涙腺版